みどり館は まずカメラと映写機の
設計にとりかかった。
これは 今までの カメラや映写機
では 画像が粗いので 新たに
開発する必要があったのだ。
結局 カメラ 映写機などの特許は
20件を軽く越えた。
カメラのレンズは
口径300mm
超広角133度
世界最大の物が作られた。
七ヶ月の歳月と一億の
費用がかかった。
カメラ自体は通常の
ミッチェルカメラを5台を
五藤光学研究所で
組み合わせて作られた。
フイルムも 大きなものが作られた
通常映画の35mmなら
4パーフォレーションを
8パーフォレーションに改造した。
パーフォレーションとはフィルムを
送るための画面の横にある穴の
ことである。
しかも 本来ならフイルムの
横に音を光にかえる
サウンドトラックが
あるのだが このフイルムには
そのスペースさえ画面に
利用された。
これは光学録音という方式で
ほとんどの映画で採用されている。
光学録音のサウンドトラックに
ついてはディズニー映画
ファンタジアで効果的に
説明されているので
そちらを ご覧になるのも
いいだろう。
余談だが 三菱未来館の
伊福部昭氏の 音楽友の会
八朝代表は光学録音の
再生にLEDを
使った特許を取得されている。
海のシーンでは
この機材を使うために
俳優の森繁久弥氏所有の大型ヨットを
使わせてもらうこととなった。
普通のヨットでは 一トンの機材を
積めなかったのだ。
館内の二重構造が
よくわかる。
フイルムの違い
左から
アストロラマ
トッドAO
右上から
8mm
16mm テレビ用
35mm 映画用
機材
TOPへ
インフオメーションセンターへ
映写機へ
こんな図解が
期待を広げました。